撮影法
天体写真は面倒かもしれないけど撮ってみよう。
先ずは道具のカメラはフィルム用もデジカメも併用してみよう。
又、フィルム用は中古の一眼レフカメラを2万円前後でレンズつきで購入できるからいいものをさがしてみよう。その時、昔ながらの機械式カメラが長時間露出のときや低温下での撮影のときに電池が無くなってしまう恐れも無いのでお薦めだ。
天体写真とオーロラを撮ってみよう!
シャッタースピードはBのマーク
絞りは数字の小さい方(開放)
ピントは∞(無限大)
手ぶれ防止の
レリーズ
デジカメで望遠鏡に押し当て月のクレータが
気軽に録れてしまう。壁紙にいいよ。
氷点下50度の世界・カナダ・ホワイトホースで
オーロラ撮影中
ふた付の食材用の発泡スチロール工夫してこんなものを作りマイナス50度でもデジカメが動きオーロラをばっちり撮影できました。撮影に入ってからはできるだけふたを開けないよう工夫し電池交換のときだけ小窓から行いようになっています。気温の低いときは金属部分に素手で触ると皮膚がもぎれてしまうから要注意!
左のものは100円ショップで買った保冷バックを活用。はさみでレンズの窓を開けたり余分に用意しても軽量でパッキン代わりになるから便利である。
 このほか勿論のことしっかりとした三脚をお忘れなく。
 その他マフラーやタオルなどで包む方法もあります。
注意事項;カイロは保温性に優れているので私や星仲間は好んでカメラの保温用に利用していますが海外遠征の時にはカイロ灰が火薬と間違えられることから灰だけは現地で調達することです。
レリーズ(1000円ほど)はシャッターブレを防げる
自分ばかり防寒着を着込んでいたからこの後しんしんと気温が下がり1台のカメラは動かなくなってしまった。
オーロラ撮影法
寒いところ仕様を主に書きましたがこれに準じてやってみれば固定での星座写真撮影はばっちりです。


このようなオーロラの
写真が撮れます!!

右上の写真の右側のアルミ蒸着フィルムを二枚重ねにして1000分の1秒(ISO100)で撮影した太陽の映像が左側です。200mm望遠レンズの前にそのフィルムを輪ゴムで止めて撮影したものです。
下の写真はその類似品をめがね風にして「日食めがね」としてドイツに行ったときに売っていたものです・
Link
三春滝桜と星空
対角魚眼レンズ 絞り開放
開放30秒露出
ストロボ正面から3発発光
ふたご座流星群
待ち構えて28mmレンズで
絞り開放 露出5分間
カナダで低めのオリオン座
対角魚眼レンズで絞り開放 露出10分
その間、金星ほどの明るい流星が飛
び幸運にも中央下に写っていた。

ミールが大気突入の一周前の姿
35mmレンズ 開放30秒露出しているうちに一等星ほどの明るさの人工衛星「ミール」は光点が動いた状態なので光跡となって写っている。末端で少々輝きを増したことまで写っている。



星空撮影法
上記のカメラセットと何も変わるものはありません。
星の動きに合わせて撮影すると光跡によっては芸術的な
写真が得られるでしょう。
★レンズは広角か超広角気味 でピントは無限大
★感度は動きが早いから高感度ISO400か800
★露出は20秒前後
   私のほとんどのオーロラの写真は20秒を
   基本としています。

太陽の撮影と観測法
天体観測で最大の危険対象物
危険回避法
 左側が100円ショップの保冷バック。
右は保温性向上のサバイバルシート。ホームセンターなどで防災用として販売されているアルミ蒸着ポリエステルフィルム。このフィルムでカメラ全体を包み保温するというか外気温から守る。
高温時にも活用できる。この右側のフィルムは日食などの時に2から3枚重ねで太陽観察フィルターになります。カメラのレンズの先に輪ゴムでとめて撮影してみてください。なかなかのものです。
オーロラも星空も撮影道具と
撮影法は基本は同じです。